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子供への飲ませ方(理論編)

では、子供への上手な飲ませ方・使い方をお教えしましょう!
その前に、子供の薬って、「粉薬」や「シロップ剤」が多いですよね。なんでだか、わかります?
理由はいくつかあるんですが、、、

(1)「小児はちいさな大人ではない」

一般的に、薬は体の中に吸収され、血液などにより体内に分布し、効果を発揮します。
そして役目を終えた薬は肝臓で体に負担のかからない形に代謝され、尿や便とともに排泄されます。
薬はこういった経路で効果を現わし、排泄されるという経路をたどります。
しかし、子供は大人と比べると、薬を吸収・分布しやすく、代謝・排出しにくいので、薬が体の中に留まる時間が長いのです。
つまり、子供は大人よりも少ない量で、薬の効果が現れやすいのです。
当然、副作用の現れる可能性もあるので、お医者さんや薬剤師さんは用量に気をつけています。
そのような理由で、用量を調節することができる「粉薬」や「水薬」が処方されることが多いのです。

(2)「子供の薬の量は、年齢や体重で決まる」

お薬が開発されるとき、その安全性とともに、適正な用量も臨床試験によって決められます。
しかし、臨床試験は大人を対象として行いますから、子供に対する安全性や適正な用量は確認されないまま世の中に出ることが多いのです。
そんなわけで、年齢や体重から、薬の量を決めています。

年齢による用量設定の計算式(参考)

ヤングの式   小児用量=年齢×大人の用量/(年齢+12)

アウグスバーガーの式   小児用量={(4×年齢)+20}×大人の用量/100

(3)その他、「錠剤は飲みにくい」

そして、やっぱり大人が普通に飲み込める錠剤でも、子供にとっては飲み込みにくいから。